7月4日、浜松商工会議所にて「AIを活用した広報業務の内製化セミナー」の講師を務めさせていただきました。
おかげさまで多くの方にご参加いただき、後日実施したアンケートからは、想像以上に濃い”経営者の本音”が見えてきましたので、今回はその結果を共有したいと思います。
その前にちょっと裏話
実は、自分自身が「このテーマでやろう!」と選んだテーマではないんですよね笑
補助金の事情や商工会議所の意向もありこのテーマになったので、その枠に合わせて自分なりに構成を考えていきました。
そしてテーマをいただいた時点で感じた“違和感”も、しっかりセミナーの内容に落とし込みました。
その違和感とは、
広報を内製化することが目的ではないですよね?
ということです。
広報本来の目的が達成できなければ、内製化したところで意味がありません。
成果が上がらなければ意味がないんです。
なのでタイトルは「AIを活用した広報業務の内製化セミナー」でしたが、
裏タイトルとして勝手に存在していたのが
「AIを活用した”成果がでる”広報業務の内製化セミナー」
でした。
アンケートからの考察
まず驚いたのは満足度100%という結果!

回答者25名のうち
さらに「レベル感がちょうど良かった」が84%、「開催時間がちょうど良かった」が80%と、AIという難解になりがちなテーマを、置いてけぼりを出さずに届けられたのではないかと感じています。
講師側としてはやってる最中は理解してもらってるのかどうか不安でしかないですけどね笑
参加者様の声

数字以上に嬉しかったのが、自由記述欄に綴られた参加者様の言葉でした。いくつか紹介させてください。
- 即効性と実践
-
「プロンプトを丁寧に教えて頂けたので、とても分かりやすかった。」
「今までも広報業務にAIを使っていたが、より詳細な使い方がわかった。」 - マインドセットの変化
-
「発信すること自体に壁がありましたが、殻を割るきっかけになったと思います。」
- 業務効率化の感動
-
「手動でSNSを更新していたのですが、他の業務に時間を割けそうでとても助かりました。しかもタダ(セミナーが無料)でありがたいです。」
「わかった」で終わらず「殻を割るきっかけになった」という言葉をいただけたことが、何よりの成果だと感じています。
実はこのセミナー後に実際にやってみましたけどどうですか?
というご報告をいただけた方もいらっしゃいました。
本当に嬉しかったです!!
講師やって良かったな!と思った瞬間でした😁
参加者の6割は経営者、しかも小規模事業者

参加者の60%が代表者・代表取締役という、いわゆる意思決定者層でした。
また従業員5人以下の小規模事業者が68%を占め、法人としての参加も72%。
限られたリソースで戦う経営トップが、現場のスキルアップというより「経営課題の解決策」としてAIと広報の内製化を捉えている様子がうかがえました。
セミナー中に直接伺ったこと
アンケートにはなかったですが、セミナー中に直接受講者の方に聞いたことも共有します。
聞いたのは・・
- AIは普段使っていますか?
-
100%使っていました。
- AIは何使っていますか?
-
ChatGPT、GeminiがほとんどでClaudeは1人だけ
- プロンプトの意味分かりますか?
-
お一人だけ素直に手を上げてくださいました。
AIを使ったことがある方は、その全員が使っていました。「知ってはいるが使っていない」という中途半端な層はいなかったということです。
一方で、利用しているAIツールはChatGPTとGeminiがほとんどを占め、Claudeを使ったことがある方はわずか1名でした。
ITやWEB業界だとClaudeを使っている人は多いですが、地方の経営者の認知度はこんなものなんですよね。
これは新しい発見でした。
また「プロンプト」という言葉の意味が分からなかった方も1名いらっしゃり、専門用語の説明には引き続き丁寧さが求められると感じました。
悩みの本質は「売上」「人手不足」「経営の舵取り」

自由記述からは、
経営・マネジメント(16件)、売上・販売(12件)、人材・労働(10件)、財務・資金繰り(9件)という悩みが浮かび上がりました。
AIそのものへの興味というより、「売上拡大」と「人手不足解消」という経営課題を解決する手段として、AIと広報の内製化が求められていることが数字からも読み取れます。
次に見据えているのは「自動化」「AIエージェント」という世界
アンケートからは「より詳しいプロンプトの入れ方」「ショート動画作成」「Canva講習」といった、アウトプットに直結する実践的スキルへのニーズが強く見えてきました。
これを踏まえて自分自身が次に取り組みたいのは、さらにもう一歩先の上級編です。
単発のプロンプト活用にとどまらず、業務フローそのものを自動化する仕組みや、AIエージェントを使った広報・マーケティング業務の設計まで踏み込んでいきたいと考えています。
人手不足という切実な課題に対して、「AIに使われる」段階から「AIに任せる」段階へ引き上げるお手伝いができればと思っています。
セミナーがきっかけで、すでに3社からお声がけをいただきました

今回のセミナーを開催して何より嬉しかったのは、参加くださった中の3社様から「詳しく話を聞きたい」とお声がけをいただき、実際のお仕事につながりそうな動きが出てきていることです。
座学で終わらせず、その場で自社の課題に引き寄せて考えていただけたからこその反応だと感じています。
今回のアンケートは、単なる満足度調査ではなく、地域の事業者が次の一歩を踏み出そうとする”意志の表れ”だと受け止めています。
このつながりを大切に、そしてもう一歩先の支援ができるよう、次の一手を考えていきたいと思います。
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